設計エンジニア
Mさん
技術課所属/2007年入社/高等学校卒業
できない、とは言いません!できる道をまず探します
イメージをカタチにものづくりを支える設計者
岩沼精工にとって製品や金型、生産設備の設計は、精密機械加工、量産プレス加工に並ぶ武器の一つ。これまで培ってきた技術力と発想力、飽くなきチャレンジ精神によって、同社は2件の特許を保有している。
こうした同社の開発分野を担当しているのが、Mさんが所属する技術課だ。Mさんは、ノギスを手に持ち、自らが設計したプレス加工用金型の仕上がりを確認していた。
「頭の中で思い描いたイメージを設計図におこし、これをもとに作った金型から、イメージ通りの製品が完成する。そのときの爽快感を味わうことができるのが設計者の魅力ですね」と話した。
工業高校の機械科で学び、将来は機械加工のマシンオペレーターになる姿を思い描いていた。「でも、設計者募集の求人票を見て、ピンときたんです」と同社に入社した動機を語った。機械加工や設備の組み立てに使う治工具の設計からスタートし、経験を積んでいったMさん。今では、金型をはじめ、作業者の負担を減らすための省力化機器の設計なども任されるようになった。
クライアントから預かった製品の図面をもとに設計する金型とは違い、設備の設計には、最初はゴールとなる形が決まっていない。そのため「お客様との打ち合わせを繰り返し、ベストな設計を探っていくんです」とMさんは説明する。
コスト面やスケジュール、部品の確保などの問題で、クライアントのすべての要求にどうしても答えられない時がある。そんな時も、アイデアを駆使して、解決策を考えるという。
できない理由を述べるより、できる方法を考え実行しよう。社内で連綿と語り継がれてきた同社のスピリットは、Mさんの心にも確実に浸透している。
Mさんのある一日
- 8:30
- ラジオ体操・朝礼
- 8:40
- 作業開始 メールをチェックし、必要があればクライアントに電話連絡
- 10:30
- 社内打合せ 機械加工の担当者と打合せ
- 12:00
- 昼食
- 13:00
- 設計作業 パソコンに向かって設計図を完成させる
- 17:15
- 検図作業 加工作業者が使う図面に間違いがないかチェックする
- 17:30
- 終業